smileys〜京都と宇治と〜

namiusaです。 ライターをしています。 京都のこと、手作りしたもの、読んだ本… 日々のつれづれを記しています。

2013年04月

逆インタビュー 

昨日は午前と午後で別の仕事の取材でした。

午前中は半年ぶりの百貨店の仕事。
デパ地下のバックヤードで
商品チェックと誌面の企画を打ち合わせ。
めくるめく高級食材にテンションあがりました

半年に1度のため前回の記憶がスッカリなく
毎回かなり緊張しますが
スタッフの方もイキイキ働いておられて
とても楽しい現場なので大好きなお仕事です。


午後は初めて訪れる女子大で
1時30分から夜の8時頃までぶっ通しで
取材と撮影。

事前の打ち合わせも挨拶も一切なく
ぶっつけ本番、オール現場判断という段取りだったので
かなりパワーのいる取材となりました。

先生方と学生ちゃんに気を配り
失礼のないよう場を盛り上げつつ
取材対象の全体と詳細を把握&理解&メモ
インタビューでは原稿に必要なことを抜かりなく聞き出し
撮影はカメラマンにその都度判断して指示をして……

ずっと立ちっぱなし 
ずっと喋りっぱなし 
ずっと気を張ってて
なんかいろんなものを
長時間フル放出した感じ〜……

帰宅して軽くご飯を食べて少し寝て
夜中12時半に帰ってきたダンナのご飯をして
洗い物が終わったら
腰が立たなくなっておりました。

疲れた……やっぱりもう年だわ。
引退したい(涙)


とはいえピュアな学生ちゃんの取材は大好きです。
今日の子たちも
本当に可愛らしく良い子たちでした

学生食堂で撮影をしてると
マスコミ志望の学生さんたちに
逆インタビューもされてしまいました。

「どうしてライターを目指されたのですか?」
「えーーーーーっ。何でやろーーー?」

もうしどろもどろ(笑)

仕事キツいよーー
儲からないよーー
休みないよーー
所詮下請けだからヒドい目ばっかりあってるよーー

と、未来ある若者の夢をこわす
ネガティブなことは言えないし……(笑)

かといって教科書的なもっともらしい言葉は
全部空疎な感じがしてしまうし……

いつも根掘り葉掘り人の話を聞きまくるくせに
自分のことは何も言えませんでした

たまにはインタビューされるのも
話し手の苦労が分かって勉強になるなあ……。

あっ、1ついいことといえば
昨日みたいに
デパ地下の裏側に触れたり
女子大の女子寮に入ることができたり
色んな人たちに会えて、色んな体験ができることだな。
コレを言ってあげれば良かったなーーー

村上春樹を読む

奥さん、もう読みました?
村上春樹の新刊。

発売日の騒ぎ、初版部数の多さなど
何だか祭みたいになってましたねー。

発売日の翌日に偶然京都駅の三省堂に行ったら
春樹先生の新作は平台に2冊だけ残ってて
「明日も少しだけ入荷しますが
 後は未定です」
といった感じのポップがありました。
スゴイ!! ホントに売れてるんだー。
とびっくり。

前日の騒ぎやらポップやらに流されて
思わず買いそうになりましたが
「いやいやいやいや、そんな大ファンだったかオレ?」
と、冷静になったしだい。

そして本来の目的だったコッチを買って帰ってきました。

4-26ムラカミハルキ

結局、村上春樹……(…何かに負けた気がする……)

別に英語を勉強したかったわけではなく
世界中で愛読されるハルキ文学の秘密が分かるかな?
と興味を持ったんです。

ラジオ講座をリアルタイムに聞くのは難しいのですが
放送後1週間だけwebサイトで聞くことができるので
パソコンで聞いています。

大学の先生とアメリカ人の研究者が
とても楽しそうに村上春樹の短編を
日本文と英文とを比較しながら読んでいきます。

「ここのところの表現はずいぶん大げさに思いますが
 アメリカ人からするとどうですか?」
「アメリカ人から見ても大げさですね」
みたいな会話に笑ってしまいました。

そうか〜春樹先生の特徴でもあり
作品にユーモアを与えてもいるあの表現って
アメリカ人から見ても大げさなんだなあ……。

村上文学はアメリカ文学っぽいと思ってたけど
アメリカ人からしたらやはりとても
日本の文化を感じる文章なんだそう。

たとえ主人公がトーストとコーヒーの朝ご飯を食べてたとしても
日本が舞台の小説で
日本にある家のなかでスリッパ履いて食べているんだから
やっぱり日本人の風俗として描かれているんですねえ。

それどころか
「村上春樹の文章にはモノノアワレがある」
と言ってるロシア人の専門家さえいるらしい。
やっぱり春樹先生も日本人だから
日本人の精神性に寄って立っているんですねえ。

よく考えたら
当たり前なんだけど
日本人からしたら意外な発見で
面白いなあ…と思いました。

新作買わず、こっち買って正解だったカモ。
熱狂的なファンでもないわたしは
過去作のほうを先にしっかり読むことにします。





風光る若葉のころ

今日は爽やかないい日でしたね。
陽射しがどことなく初夏らしくなってきました。

お昼ご飯のあと
家の外で鳴いてるウグイスの声を楽しみつつ
若葉がきらきらしている
ベランダの植物たちを眺めて過ごしました。

4-25にわ


のどかな午後でシアワセでした〜。ふーー。

バラもつぼみがあがってきましたよ〜

4-25にわ1

4-25にわ3


オリーブもお花が咲きそう。

4-25にわ4


花柚子にもかわいいつぼみがついてました。

4-20にわ2

ウチのベランダが花盛りになるのは
もうすぐかなあ……?

明日から取材や旅行で
家を空けがちになるのですが
無事に開花に立ち会えますように……。


マリアンネさんの3色ラウンドスカーフ完成

今年に入ってから編み始めた
マフラーと

9編み込み1


スヌード。

ラウンドスカーフ1

はじめのうちは仕事の逃避行動で
サクサク進んでたのですが
仕事が本気で大変になるにつれ
時間的な余裕が一切なくなってしまい
すっかり止まっておりました。

そしてやっと仕事が一段落したら
世間はもうすっかり春〜
うーーむ。

思いっきり季節外れではありますが
ゴールデンウイークまでに
せめて1つは作り上げたい!

と思いまして
比較的早く仕上がりそうだったスヌードに集中し
何とか編み上げました。

『すてきにハンドメイド』
2012年12月号に掲載された
マリアンネさんのラウンドスカーフです。

4-15スヌード

4-15スヌード2

ブルー、芥子色、茶色の3色で編んでます。

近くで見るとキレイだけど遠くから見ると色が混じって
何ともいえないキタナい色になりました……

オカシイなあ〜……
ブルーが効いたキレイな色合わせになるはずだったのに……??

ただでさえ色合わせは難しいのに
「混色はさらに難易度が高い」
ということがやってみて分かりました。

着用したらこんな感じ〜。
軽くてずり落ちないし、なかなか良いです。
(写真ボケボケですみません)

4-15スヌード3

とにかく作りかけがひとつ完成。

編み込みマフラーのほうは
今から頑張っても
仕上がるのは梅雨になりそうなんで(涙)
しばらく休みます……

実は刺繍や紐織りなども
作りかけがいっぱいあるので(ひえええ〜〜
次はそっちを片付けていこうと思います
頑張りマスーー!!

続々と……

背中から羽根を生やしたお嬢さん以外にも
個性的な人に続々と遭遇する
今月のわたしです。

ひとりは、花見客で大賑わいの醍醐寺にいたオジさん。

ものすごく沢山の観光客がいるなかで
やおらオジさんが取り出したのは巨大な法螺貝。

「むむ!? 何ヤツだッ!?」
とするどくチェックするわたし。

イヤ、京都人にとって山伏のオジさんなんて
そんなに珍しい存在ではありませんよ。
わたしが何故その人をするどくチェックしたかといえば
オジさんの身なりが山伏の衣装などではなく
ふつうにポロシャツと綿パン姿だったからです。
(そんな人はとっても珍しいです)

そしてドヤ顔でオジさんが吹いた法螺貝は
ものすんごい大音量!!!
かつ
「プ………プ……プ…………
 プホー、プへッホッぉ〜〜〜♯」
てな感じで
今まで聞いたこともないほど
ものすごく下手!!
だったんです!!!

「えええええーーーっ!?」
と、思わずコケそうになるわたし。

「縁もゆかりもない数百人の観光客に無理矢理聞かせるなら
 ちゃんと練習してこいやーッ!!!」
と、心の中で突っ込まずにはいられませんでした。

ああ、そういえば。
その日の醍醐寺はカオスでした。

180cmくらいのガッチリ体型で
どこからみてもマッチョな男性が
金髪カツラ&水色ワンピ&白エプロンという
不思議の国のアリス風のコスプレで歩いていたり
(国宝の五重の塔と
 彼(彼女?)とのコラボはものすごい違和感でした)

鋲がびっしり打たれた革ジャンを着用した
古田新にソックリのオジさんが
今にも倒れそうなかんじで
青い顔でふうふういいながら
銃で撃たれた刑事のような足取りで歩いてたり……
(二日酔い…? それとも脱法ハー◯…? それともマジで撃たれてたの?)

醍醐寺、おそるべし。
不思議な空間でした。

不思議といえば
先日二条城近くの交差点で信号待ちしていたとき。

わたしの隣りで同じく信号待ちをしていたおばさまが
自転車にまたがったまま
やおらイイ声で詩吟を歌い出したのです。

ものすごく上手で、よく通る朗々とした歌声に
信号待ちしてる他の人たちも気づき出し
あたりは何ともいえない雰囲気に。

大勢人がいるのに誰もが押し黙ったまま 
おばさまと視線を合わせないよう
ただうつろに前方の二条城を眺めているなか
まるでBGMのように見事な歌声だけが
力強く朗々と流れておりました。

なかなかシュールな信号待ちでございました。
なんだったんだろう、あの数分間。

下手な法螺貝よりよっぽどいいけどねえ……。
うーーーん。
それにしても、不思議な人に出会い過ぎで
ちょっとコワいです。

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