昨日の日曜は、妙心寺退蔵院へ。
「方丈襖絵プロジェクト」ツアーに参加してきました。
妙心寺退蔵院の本堂は400年前に建てられたもので
襖絵もその時代の狩野派のもの。
傷みが激しくなったため
いまはほとんど収蔵庫に保管されています。
それに変わる襖絵を作ることになり
新たな試みとして行なわれたのが
お抱え絵師の復活です。
400年前の絵師は、寺に住み込み、禅修行をしながら
襖絵を描いたそうで
そのやり方を現代に甦らせたわけです。
2年前お抱え絵師に選ばれたのは
24歳の女性・村林由貴さんでした。
1年間は絵を描かず、禅修行やお寺のお手伝いを行い
2年目から絵師の活動をスタート。
退蔵院の襖絵は64面もあり
いきなり取り組むのはハードルが高いため
練習を兼ねて、退蔵院ゆかりの壽聖院で描き始めました。
そして、壽聖院の書院と本堂が完成し
見学ツアーが組まれたわけです。
完成した襖絵は撮影できませんが
練習画なら撮影オッケー、アップオッケーとのこと。
これが村林さんが練習に描いた雀ちゃんです。
本堂の数十羽を、下絵無しで何も見ず描くために
村林さんは雀を徹底的に描いて自分のものにしました。
その数、428羽、です。
一羽一羽が生き生きしていて、愛らしくて
見ているだけで頬がゆるみます。
本堂の襖を飛ぶ雀たちも素晴らしかったです。
実は先月29日に
わたしはこの活動を取材させていただきました。
村林さんのお話をしっかり伺い
作品をすべて見せていただいて、本当に感動しました。
1年かけて描いた襖絵は
時を経るごとに、タッチや画風がどんどん変化していて
たんに技術の向上だけでなく
寺への思い、禅への考え方など
村林さんがお抱え絵師として成長して行った様子が
ありありと残されていました。
禅修行をしながら
真摯に絵と向かい合っている様子が伝わってきて
胸にせまるものがありました。
素晴らしかったです。
また原稿が載った雑誌が発売されたらブログで報告しますね。
というわけでわたしはどうしても
その後の活動をこの目で見たくて
編集者さんと襖絵ツアーに参加してきたわけなんです。
大仕事を終えた村林さんでしたが
お元気そうで
相変わらず柔らかな笑顔がキュートでした。
壽聖院の書院が完成したので
いよいよ退蔵院襖絵64面へのチャレンジが始まります。
これからどんな風に作品が描かれ
村林さんは成長していくのでしょうか。
考えただけで、ドキドキします。
体に気をつけて頑張って欲しいです。
またツアーがあったら様子を見にいきたいと思います!
「方丈襖絵プロジェクト」ツアーに参加してきました。
妙心寺退蔵院の本堂は400年前に建てられたもので
襖絵もその時代の狩野派のもの。
傷みが激しくなったため
いまはほとんど収蔵庫に保管されています。
それに変わる襖絵を作ることになり
新たな試みとして行なわれたのが
お抱え絵師の復活です。
400年前の絵師は、寺に住み込み、禅修行をしながら
襖絵を描いたそうで
そのやり方を現代に甦らせたわけです。
2年前お抱え絵師に選ばれたのは
24歳の女性・村林由貴さんでした。
1年間は絵を描かず、禅修行やお寺のお手伝いを行い
2年目から絵師の活動をスタート。
退蔵院の襖絵は64面もあり
いきなり取り組むのはハードルが高いため
練習を兼ねて、退蔵院ゆかりの壽聖院で描き始めました。
そして、壽聖院の書院と本堂が完成し
見学ツアーが組まれたわけです。
完成した襖絵は撮影できませんが
練習画なら撮影オッケー、アップオッケーとのこと。
これが村林さんが練習に描いた雀ちゃんです。
本堂の数十羽を、下絵無しで何も見ず描くために
村林さんは雀を徹底的に描いて自分のものにしました。
その数、428羽、です。
一羽一羽が生き生きしていて、愛らしくて
見ているだけで頬がゆるみます。
本堂の襖を飛ぶ雀たちも素晴らしかったです。
実は先月29日に
わたしはこの活動を取材させていただきました。
村林さんのお話をしっかり伺い
作品をすべて見せていただいて、本当に感動しました。
1年かけて描いた襖絵は
時を経るごとに、タッチや画風がどんどん変化していて
たんに技術の向上だけでなく
寺への思い、禅への考え方など
村林さんがお抱え絵師として成長して行った様子が
ありありと残されていました。
禅修行をしながら
真摯に絵と向かい合っている様子が伝わってきて
胸にせまるものがありました。
素晴らしかったです。
また原稿が載った雑誌が発売されたらブログで報告しますね。
というわけでわたしはどうしても
その後の活動をこの目で見たくて
編集者さんと襖絵ツアーに参加してきたわけなんです。
大仕事を終えた村林さんでしたが
お元気そうで
相変わらず柔らかな笑顔がキュートでした。
壽聖院の書院が完成したので
いよいよ退蔵院襖絵64面へのチャレンジが始まります。
これからどんな風に作品が描かれ
村林さんは成長していくのでしょうか。
考えただけで、ドキドキします。
体に気をつけて頑張って欲しいです。
またツアーがあったら様子を見にいきたいと思います!