smileys〜京都と宇治と〜

namiusaです。 ライターをしています。 京都のこと、手作りしたもの、読んだ本… 日々のつれづれを記しています。

2014年02月

ターナー展を観る

週末は神戸の実家へ。

半年に一度恒例の義母のコンサートを観てきました。
今回はバッハでした。
80歳を前に今もバリバリ現役で
ラテン語でクラッシックの合唱曲を歌い
オーケストラと共演するって……
ほんまにすごいお義母さまでございます。

翌日はダンナ、義母の3人で
神戸博物館でやっている
ターナー展を観てきました。

17ターナー展

絵はがきで買った絵が
ものすごく大きくてスケール感があり
めちゃめちゃ良かったです。
この場所に立って
風に吹かれて景色を眺めてる気分になりました。

バッハにターナー……なんとも高尚な2日間でございました。

久しぶりのhikari yurari

ちょびっと古い話になりますが
先週食べてきた美味しいモノをご紹介。

久しぶりに「hikari yurari」さんに伺ってきました。

やっぱり美味しい〜。
ハムもチーズも自家製ですよー。
ワインもリーズナブルかと思います。

14ひかりゆらり3

柑橘類とニンジンのサラダも美味しかった。
チーズはもちろん自家製
盛りつけも美しいですね。

14ひかりゆらり1

いちばん気に入ったのはこのお料理。
牡蠣と冬野菜の煮込みなんですが
春菊の色と風味が絶妙でした。
コレ、何とか家で真似してみたい……!!

14ひかりゆらり2

他にも美味しいもの、たっくさん食べてきましたー。
ふーー満足

頑張って働いて、またお邪魔しようと思います

雪のバレンタイン

いやーー今日はすんごい雪でしたね。

フェイスブックでもツイッターでも
雪・雪・雪の報告だらけ。

ウチはこんな感じ。

14雪景色

あんまり寒いのでベランダから出ず
窓ガラス越しに撮りました(笑)

ホントは友人とランチの約束をしていたのですが
友だちのお子ちゃんがこの日を狙ったかのように発熱し
泣く泣く延期となりました。
インフルエンザじゃないとよいのですが……
学級閉鎖も相次いでいるので心配しています。

この天気だし…延期で良かったかも知れませんね。

というわけで
今日は1日、ぬくぬくお部屋でだらりんこ。
夕方に仕事が入ってきて、現実に引き戻されましたが
こころゆくまでだらだらいたしました。
満足

せっかくのバレンタインデーなので
お友だちからもらったチョコもいただきました。
おいしーーーーー
おいしすぎて悶絶でした!!

14チョコ

セイコさん、あんこちゃん、ありがとう!!

やっぱ好きな人からもらったチョコって
特別美味しく感じるなあー。
惚れてまうやろおおーーーー!!!
わたしが男子なら、イチコロです(←単純)




テンションMAXデー

日曜日はお友だちのセイコさんと
京都デートしてきました

お目当てはやっぱりこれ。
「下田直子ハンドクラフト展」です!

11下田直子展

いやもう、素晴らしかったです!
ニット、刺繍、ソーイングの
見事な作品の数々に
ノックアウトされました。

モダンで可愛らしいデザイン、繊細な色づかい、細部まで美しい技術に
ひたすらうっとり〜〜〜。
まさに、下田ワールド!!

ずっと本を眺めて「可愛い〜!!」「つくりたい〜!!」
と思ってたあれやこれやの実物を
間近で見ることができたのも感激でした。

しかも、これをわたしのてづくりの心の師匠・セイコさんと
一緒に眺められるというのは
なんという贅沢&幸せでしょうか
至福のひとときでした。
はーーーーー。

チケットをプレゼントしてくださった
makimakiさんにも感謝、感謝です!


終わってからは二条に移動し
「songbird coffee」さんで腹ごしらえをして
(美味しかった〜

11ソングバード


グラフィック工芸家の井上由季子さんの個展を観に
モーネのギャラリーへ。

するとギャラリーの一角で
なんと、中林ういさんのウール刺繍のワークショップを
やっているというではないですか。
しかも
「キャンセルが出たんで飛び入り参加OKですよ」
とのこと。

今はすっかり違いますが
元はと言えば同じ刺繍教室のお仲間だったセイコさんとわたしです。
もちろん、即、参戦!!

コレが先生のお見本です。
かわいいーー。

11ウール刺繍


わたしは無謀にもシカの図案に挑戦しました!!

仕事に専念するため
刺繍教室を断念したのが去年の9月。
針を持つのも久しぶりでしたが
無心でチクチクする時間は、とっても幸せでした。

わたしやっぱり刺繍が好きだなあ……
見るのも刺すのも、大好き。

とはいえ元々不器用なうえ久しぶりなので
出来は微妙な感じ(笑)
もちろん時間内に完成するはずもなく
残りは宿題となりました。
完成したらまたアップしますね。

セイコさんはとても上手なうえ
さらに時間内に刺繍も完成。
「時間内に全部刺せた人は初めて!」
と中林ういさんが感心しておられました。
さすがですねー!!
セイコファンとしても、鼻高々でございました

そんなこんなで夢中になっていると
あっというまに夕方!!
あわてて、次の目的地「イトコバコ」さんへ向かいました。

11イトコバコ

ここはハマナカの直営店で
立派な町家の中にカラフルな毛糸とニット作品が
たくさん並んでいるんですよー。

下田さんの作品展、中林ういさんのワークショップに続き
またまたテンションMAX。

編み友のmakimakiさんは、この日
イトコバコさんのワークショップに参加して
靴下を編んでおられたので
うまく行けばお会いできるかと思っていたのですが……
とっくに編み終わってしまい
もうお店を出られた後でした。

お店の方(とっても良い方でした)に伺うと
「ものすごく早く仕上げて帰られた」とのこと!(笑)
「すてきなショールをされててねえ……」
とmakimakiさんが編んだショールを絶賛されておりました。
さすがmakimakiさん!!
またまたお鼻が高くなるわたしでございました。

それから、四条に戻り
ノムラテーラーを見て、夜ご飯を食べて解散。

何とも密度の濃い
充実の1日でございましたー。
セイコさん、ありがとうございました
お疲れでなかったかなあ…?
翌日、梅田阪急ツアーなのに(笑)

セイコさんとmakimakiさんを引き合わせることが
できなかったのが唯一の心残りでしたが
それ以外は、とても素晴らしい1日でした。

わたしは去年
「書くことで表現活動していこう!」
ときっぱり決意したので……
どっぷり手仕事できる時間は当分無いし
そもそも手も遅いしで
セイコさんやmakimakiさんのように
たくさんの作品を生み出すことはできないけれど……

それでも自分の楽しみとして
うまく時間を使って
コツコツとていねいに
カワイイものや美しいものを作ってゆきたいなあ……
と、思いました。

書くことと、つくること
両方あってこその自分だってことを
忘れずにいよう。


伝えることの怖さ

佐村河内守という作曲家さんの事件が話題ですね。

とても有名な方らしいですが
わたしは事件が起きるまで全く存在を知りませんでした。

わたしは小さな頃から
自分が受け止め切れない「人の哀しみ」が苦手です。

自分が何もしてあげられないことに心を痛めてしまい
ものすごく罪悪感を抱いてしまうのです。

身近な人はもちろんですが
TVの向こうの人や
映画やドラマなどの創作物でも、それは同じです。

そういう匂いのするものは
すべて慎重に避けて生きてきました。

全盲のピアニストとか
全聾の作曲家とか
番組や司会者がそこを強調するだけで
その人の音楽がどんなに素晴らしくても
ついつい避けてしまう。
TVで流れていても、変えてしまう。
(全盲でも楽しそうに歌う
 スティービーワンダーとかレイチャールズはむしろ大好きです)

24時間テレビも、一度もみたことがありません。

不治の病と闘って最後は主人公が死んでしまうような映画とか
戦争で主人公が死んでしまうような映画とかも
最初から分かっている場合は、絶対に観ません。

なんでみんな可哀想な話を喜んで観にいくのか
わたしには理解できないのです。

自分が少数派であることはよく分かってます……ハイ……。
変わってる自覚あります(汗)


モノ作りに関わる人間の立場としては
ストレートに不幸を打ち出す
「お涙頂戴モノ」は
ちょっと安易でズルいとさえ思っています。

「安易なお涙頂戴」を憎むあまり
自分の結婚式では
親への感謝の手紙も省略しました(笑)
(それでも花束贈呈でウルウルしてる父親みて
 あやうく泣くところでした)

だけど、世の中の人は
ハンディキャップを持ちながら天才的な活躍をする人とか
不治の病の可哀想な話とか
好きですよね……。

そういう人を素直に応援する善良な心は
素晴らしいと思っています。
わたしだって、応援したいんですよ。
(ただ、その前に恵まれてぬくぬく暮らしてる自分が
 いたたまれなくなるのです……)

佐村河内守という人は
わたしたちのそういう心理を
上手についたんだなあ……と思います。

巷間いわれているように
もし耳が聞こえていたとしたら
売れるため、食ってくためとはいえ
18年間もよく芝居やりとおしたよなあ……
と、逆に感心してしまった。
ずいぶん孤独だったでしょう。
自分でも思いこんでないとできないと思う。

そしてやはり一番考えてしまうのは
彼の芝居を疑うことなく
作り上げた神話を素直になぞってしまった
取材者たちのことです。

そう、わたしだって、他人事ではありません。
「佐村河内守さんを取材してきて」
って依頼がきたら
ご本人に会って、めっちゃ感動して
素直に原稿にしたでしょう。
きっと。

いつも、いつも
頑張ってる人の話を聞いて原稿にするたびに
「たった数時間話を聞いて
 数時間苦しんで書くだけ」
の自分を申し訳なく思います。

たった数時間話し聞いただけで
その人の一体何が分かるんだろう、と。

今回の佐村河内守さんの事件では
「何日もつきっきりでドキュメンタリーを撮影したクルーは
 本当に気づかなかったのか?」
というのが言われていますね。
古くから彼と懇意にしていて、番組を作ったり本を出したディレクターは
本当に知らなかったのか?
とか。

たった数時間ではなく、数日密着しても、数年間のつきあいでも
見えないものは見えないのか……?
それともうっすらとは見えてたけど、見ないようにしていたのか……?
あるいはすべて知ったうえで、目をつぶったのか……?

どれが答えでも背筋が寒くなる……。

改めて、伝えることの難しさと怖さを思います。


そう、それから。
ゴーストライターの方のことも
いろいろ考えさせられました。

本当は現代音楽を勉強していて
それに比べたら提供した楽曲は簡単なものだった。
楽曲は真剣に作ったし愛着はあるが
自分の作品とは思っていない。

コレも……ものすごく分かる(汗)

江川紹子さんが
「芸術家として、自らの実存をかけた作品ではなく、いわば職人として、プロデューサーの求める商品を、腕によりをかけて作っていった、ということなのかもしれない。」
と書いていましたが、そういうことかも……。

わたしも同じように、どっちも手は一切抜かないものの
職人仕事と自分を表現する仕事は意識して分けているので……。

あああ。ほんとに。
何とも考えさせられる事件だなあ。

自分のなかでまだ整理できない感じですが
たまらず書いてしまいました。

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