先週木曜に、書師・秀蓮さんの書展に行ってきました。

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どの字も素晴らしかったけれど
なかでも自然の言葉が印象に残っています。

月と桜はわたしにとって特別な存在なので
やはりぐっときました。

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19秀蓮さん4

山と雲もすてきでした。
どっしりの山と流れるような雲。

19秀蓮さん3


この日わたしがずっと眺めていたのは
「春」という作品でした。

19秀蓮さん1

空の水色、おぼろにかすむ空気まで伝わってくるようで 
また来年に大好きな春がめぐってくるのが
今からすごく楽しみになりました。
夏・秋・冬の時間を慈しみながら、春を待とう。


秀蓮さんの書は作風が豊かでさまざまな姿をしています。
力強く、時には激しく、秀蓮さんのいのちがほとばしるような書も
優しく、あたたかく、やわらかな書も
どちらも相変わらず素晴らしかったです。

ひとはいろんな自分を持っている。

情熱を燃やし、必死に格闘してる時間も 
優しい気持ちでほのぼのとしているひとときも
落ち込んでダメダメなときも
すべてを思いきり生ききりたいなあ……

生きていることがそのまま形になったような
秀蓮さんの作品に触れて
そんなふうに思いました。


そして……
「秀蓮さんの書に出会うといつも、忘れかけていた野心が甦る」
とライター仲間のかおりんがFBで書いていましたが
実はわたしも同じような気持ちです。

こんな風に「生きる」ことや「いのちの輝き」を文章で表現したい……。
秀蓮さんの作品に触れると、いつも思います。

取材した方の人生の輝きを
大切に大切にそっとすくいあげて
誠実に思いをこめて綴ろう。

もっともっと自分の殻をこわして
やわやわになったところから
雫のようにこぼれる言葉を紡ごう。


いつもいつも念じていることを
あらためて噛みしめました。
うん。がんばろ。

秀蓮さん、すてきな書を見せていただき
ありがとうございました!