土曜日は炎天下のなか岡崎の京都市美術館へ。
「バルテュス展」を見てきました。

24バルテュス展2

「これだけの作品が集まるのは奇跡」
といわれているほどの規模だそう。

貴重な絵をたくさん見ることができるうえ
画家のアトリエが再現されていたり
遺愛の品の展示があったりと充実していました。
グッズもおしゃれでした

わたしはレストランのために描いた絵がお気に入りです。
虹が魚に変わって猫ちゃんのお皿に乗っかっています。
絵はがき買いました。

24バルチュス展1


バルテュスさんは親日家で
50代後半で若い日本女性と再婚されたのだそうです。
晩年のご夫婦の仲睦まじい様子を撮った
篠山紀信の写真もありました。

たくさんの絵も素晴らしかったけど
篠山紀信の写真がすごく良かったです……
絵の具だらけの作業着と画家のしわがれた手の写真が
一番ぐっときました。

わたしは、ステキなものを生み出す人がほんとに好きなんだなあ……
とあらためて思いました。
とくに、手を使って生み出す人に惹かれます。
絵、染織、刺繡、編みもの、陶芸、ガラス、書、料理やお菓子…etc,etc

ほんとはそういう「生みだす人」になりたかったけど
残念ながらかないませんでした。
わたしに出来るのは文章を書くことだけ。
なので、せめて
自分が憧れるすてきな手の持ち主とその作品の素晴らしさを
しっかり伝える人になりたいです。

それにしても……
おじいさんになってもオトコマエですが
若いころのバルテュスさんの美しいこと。
この紺色のシャツが似合う日本人はなかなかいないと思います。
ステキ

思わず入口の柱と記念写真を撮ってしまいました(笑)

27バルテュス展