今年はもう無理かと思いましたが
台風が来る前にと
15日に少しだけ祇園祭を見てきました。

バタバタしてたのもあり事前の予習も何もないまま
例年の調子で御池通の北側に車をとめて
新町通に向かったところ

衝撃!! なんと、まっっっっ暗!!!
そうなんです……祇園祭は去年から後祭が復活して
17日と24日に別れたんです。
そして、いつも歩く新町通は後祭のエリアだったのです。

長年京都の取材をしててそれなりに勉強もしているし
毎年祇園祭も見に行っているのに……
去年は注意してちゃんと南側を見物したのに……
何たる不覚。
いや、こういうウッカリってやっぱ老化なのかねえ……

とりあえず気持を落ち着かせ、立て直すために
露店が並ぶ烏丸通に出てたこ焼きを食べました(笑)

そしてあらためて、函谷鉾や月鉾、菊水鉾を見て回りました。
小雨が降ってきましたが、お囃子もやっていて感激。
「ああ…これ聞くと『祇園祭や!
って思うなあ……」
とダンナが呟きました。
神戸出身、歴史にも古美術にも全く興味がない理系オヤジも
20年近く祇園祭に通っていると
こういう感慨が出てくるようになるんだなあ……。
やっぱり環境って大事やな!
と変なところで感心しました。

最後に立ち寄った山伏山では
会所の奥で
厄除の茅の輪をくぐらせていただき
ご神体にお参りしました。

そして粽を買いました。

15山伏山ちまき

小さな茅の輪や御守、錦の裂地もちょこっとあしらわれていて
なんだか嬉しいです。
紙袋のデザインもおしゃれ。
「どんな厄もばっちり払ってくれるでー」
と会所のおじさまが太鼓判を押してくれました。

山伏山は大峰山に修行に入られた浄蔵貴所の姿をご神体にしているそうです。
この浄蔵さん
八坂の塔が傾いたのを祈祷で元に戻したり(!)
亡くなった実父を祈祷して生き返らせたり(!!)
したそう。
「霊力ハンパねえ……!
!!」と、夫婦でうなりました。

山伏山をじっくり拝見したのは今年が初めて。
こういう出会いがいただけたのも
新町通が後祭になったおかげです。

後祭は仕事の都合で見学できそうもありませんので
今年の祇園祭はこれで終わりかなあ……
来年からはもっと知らない山鉾も尋ねてみようと思いました。