smileys〜京都と宇治と〜

namiusaです。 ライターをしています。 京都のこと、手作りしたもの、読んだ本… 日々のつれづれを記しています。

いとへんuniverseのこと

お知らせ

あっという間に、5月も終わりですねえ……

今月から
活動しているいとへんuniverseのウェブサイト上で
「ライター白須のいとへん日記」
をはじめました。

今日2本目をアップしています。

1本目は
「機をたてる」

2本目は
「節コキのはなし」

です。

毎月3本、8日、18日、28日に
アップするのが目標です。
(いきなり2本目にして間に合っておりませんが……)

書くネタは豊富にありますが
それをどんなテーマで1本の原稿に仕立てて 
どこまで読み物としてグレードをあげられるか……

技術的にはそのあたりに力をいれつつ
職人さんたちやものづくりへの想いを思いっきり込めて
楽しく書いております。


原稿はすべて
フランスにお住まいの刺繡友だちTchierisuさんが
元編集者として目を通してくださってます。
優秀で理解ある最髙のサポーターです。 
ありがとうございます♡

途中で心折れずに、長く書き続けられますように。
そして積み残しているあれやこれやも
しっかり達成して良い報告ができますように……!

集中力と気力と体力の衰えと闘いつつ
本業とのバランスを取りつつ
やりきりたい所存。

頑張ります。はい。


  

正式オープン!

9日(土)、「いとへんuniverse工房」が正式にオープンしました。

さっそく来てくださったお客様と製品について打ち合わせをし
その後は、全員集合したメンバー7人で、これからのことについて会議をしました。
これからまずやるのは
リターン製品の制作と支援してくださった方のリスト管理
そして工房のしつらいです。

それらの打ち合わせをしたあとに
リーダーが次の計画をしれっと発表。
まだリーダーとわたしの二人だけで考えていたことだったので
みんなが啞然としていました。

そうそう、ビックリするよね、このスピード(笑)
でも、だからこそ、立ち上げて1年経たずに
オリジナル製品ができて、イベントを4回実施できて
工房まで持てるようになったんだよなーー
と、しみじみ……。

それから時間のあるメンバーで
クラウドファンディングのリターンにするミニ冊子を
切ったり貼ったり折ったりしました。

9作業4

まだ工房はカーペットも座布団もなく
ストーブがひとつあるのみ。
リーダーの実家から持ち込んだちゃぶ台を 
玄関あがってすぐの部屋に置いて
ガラス戸を締め切りみんなでひしめきあって作業しました。
 まるで内職に精を出す家族のよう……(笑)

そういえばツイッター担当のサキちゃんも
「いいスタジオになりそうです。家族感すごい」
とつぶやいてます(笑) 
 
 
さて、さて。
ともかくも、いとへんuniverse号は港を出ました。
この先どんな航海になるのかわかりませんが
船の上はいつも笑いが絶えず、ワクワクドキドキの楽しい空間でありますように。
そしてここから、美しい織物と文章をたくさん生み出せますように。

今年も忙しくなりそうだけど
引き続き頑張ります。
 
 

嬉しい出会い

6日の関東圏のニュースで、絣職人の葛西とわたしたちいとへんuniverseをご紹介いただいたのですが
そのとき映していただいたオリジナル製品のバッグについて
いくつかお問い合わせを頂戴いたしました。

テレビってすごいなあ……めっちゃ嬉しいです!

そして昨日の7日は、いとへんunivrese工房に初めてのお客様がいらっしゃいました。

手織りの機を搬入したまま年末年始に突入したので、工房は引っ越し直後の状態。
カーペットも電気のカサもまだ何もない状態ですが
製品をゆっくり見ていただきたかったので
来ていただくことにしたんです。

リーダーがあわてて買ってきた中古の石油ストーブをつけて
まだ座布団がないので床の上に段ボールを敷いて座り
家から入れていった水筒のホットコーヒーを紙コップで飲みました。
キャンプみたいで楽しかったです。

お客様も繊維関係のお仕事をされている方で
びっくりするくらいわたしたちと考えが近く
ロック好き、歴史好きなところも共通しており
仕事以外にも話が弾みました。

うちはリーダーが元グラフィックデザイナー
わたしが元広告ディレクター、現在広告コピーも書くライターですが
なんとお客様は元広告営業をしておられたとか。
同類、ってやつですね。
3人で「起業できちゃいますねえ…」
と盛りあがりました。

結局珈琲1杯で3時間おしゃべり(笑)(笑)(笑)
よい出会いで嬉しかったです。
一緒に楽しい挑戦ができるといいなあ。
今年の展開も楽しみになってきました。 

年明けそうそう製品の注文は入るは
工房立ち上げて初めてのお客様と意気投合するはで
いとへんuniverseの幸先、とてもいい感じです!

そうそう。
わたしたちの工房には二畳の小さな部屋があるのですが
そこに横長の板をわたしてカウンターデスクをつくってもらうことになりました。
皆で使う机で、わたしもそこで原稿を書きます。

わたしたちの工房は
以前は活け込み専門のお花屋さんが借りていたようで
(なんと見つけ出しました、フフフ)
その方のブログを読んでると「温室を作った」と書いてありました。
たぶん、カウンターデスクを置いてもらう部屋が、温室だったのではないかと推測しています。

そうだったらいいなー、いやたぶんそのはず。
南向き、三面が窓で一番明るい部屋だから。 
植物好きのわたしにとり、温室だったところで仕事ができるのは
何とも嬉しい限りです。
なのでジワジワと植物を増やしていき、あの部屋を温室みたいにできたらいいなと、虎視眈々と狙っております。
皆でシェアするから自分の自由にはできないのですが……。 

こんなふうに書くとものすごく素敵っぽいけど
それはわたしの妄想力のなせる技で(笑)
ホントーにふつうの小さな古い家の
びっくりするくらい小さなスペースなんですけどね。

というわけで、デスクができるのを楽しみに
引き続き、自宅でひとりブラック企業をがんばります。
 


あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

長いことブログを休んでしまいました……
その間何をしていたかといいますと、あまり記憶がございません。
めっちゃめちゃ忙しかったのだけは事実です。

いくつかの取材記事や広告のコピーを書きました。
過去2年取り組んでいて、今年がラストイヤーの大学案内は
仕事量を減らしてもらって引き続き頑張っています。

が、かなり情けない状況です。

年内に9名の学生取材は終わり
全部原稿を出し終えていないといけないのに関わらず 
まだ3人しか納めておらず(!)
お正月休みにせめて4人は仕上げて
1月4日に出すと約束していたのですが
5日に2名分を出すのがやっと、というていたらく。

しかも年末28日に4日出しの広告仕事を
メインクライアント様から依頼されてしまいました。
ええ、もちろんやりましたとも! 

11月くらいからなんだか体調がいまひとつで
過去2年のようなパワーが出ないというのが一番の理由でしょうか。
加えてクリスマスからずっと風邪っぴきで、少し無理をすると熱が出たり、寝込んだり。

ふりしぼって書く原稿のクオリティは何とかキープできていて
取材先やクライアントには喜んでいただいてます。
これがせめてもの救いという感じです。

でも前ほどはたくさんこなせない。
このままでは本当に仕事ができなくなってしまうのでは……
と、かなり焦っています。

ずいぶん追いつめられて
31日も1日もテープを起こしたり原稿を書いたりしました。
3日と4日も仕事しています。

こう書くと忙しい自慢、あるいは愚痴みたいですけど
実は違っていて
思ったほど進まなくても
毎日コツコツと書けている自分にほっとしているのです。
1文字も原稿を書けないで終わる日もけっこうあったので…

この調子で毎日書くリズムをつけてゆこう。
そう今年は「必ず毎日書く」。
これが年始の決意です。


もうここ最近のブログは仕事のことばかりですねえ…。
ですが、今日はもうひとつ、大きな報告をしたいと思います。

今年の2月から西陣織の職人さんたちと始めた活動
「いとへんuniverse」がすごいことになってきました。

初めのうちは染色ワークショップをしたり
meetingという交流会イベントを開催したり
オリジナル布を作ったりしていたのですが……
夏からクッキリと何かが変わり
わたしたちのチームに
強力な追い風が吹き出しました。

まず最初に目覚めてしまったのは
何を隠そうわたしかも知れません。

「いとへんuniverse」ははじめ
織師のリーダーと西陣絣職人のいくちゃんとわたしの3人で結成しました。

絣とは先染の糸を手でずらしたり組み替えたりして模様を生み出す技法で、西陣織のなかにも絣があり「西陣絣」といいます。
西陣の絣は他産地の絣とはまた趣が違い、精緻でカラフル。とても華やかです。
でも、ご存知無いかたがほとんどでしょう。
今や消滅の危機にさらされている技術ですから。

昭和の最盛期には西陣に130軒あったという西陣絣屋さんは
現在7軒しかなく、30代はいくちゃんただひとり。
あとの職人さんは60代以上、80代が2人という状況なんです。 
織師のリーダーの実家も絣屋さんで一時期は家業を手伝っていましたが、今は別の会社につとめて着物や帯をつくっており、絣屋は継いでいません。

つまり、西陣絣の若手職人は、現状いとへんuniverseのいくちゃんただひとり。
父上から絣の技を継承したリーダーをカウントしても、西陣絣ができる若手はこの二人きりです。
 わたしはその二人と「いとへんuniverse」を結成していたわけです。

「うわ〜〜〜。これ、わたしたちが頑張るしかないやんか!
 じゃないと、この技術が世の中から消えてしまう!!」
と、いうことに気づいたのが6月くらいでしょうか。

この技術を継承するには
絣の良さを知ってもらい、素敵な布をたくさんつくり、多くの方に手渡していくしかありません。
「いとへんuniverse」は手織物の良さを伝えるべく活動をはじめましたが
同じくらい西陣絣を伝えることも頑張らなくてはなりません。
そしてそれがわたしの使命なんだな、とハッキリ自覚するようになりました。 

すると次は夏に、いくちゃんが『ガイアの夜明け』というテレビ番組に密着取材されることになりました。
京都試作センターが伝統工芸を支える活動をしており
その一例としていくちゃんともう一人の若手職人を追いかけることになったのです。

さらに秋のはじめにリーダーが
「クラウドファンディングに挑戦するぞ!」
と宣言。

西陣絣を次世代につなぐためには、まずたくさん製品をつくらねばなりません。
そのためには工房を立ち上げて手機の数を増やしたい。
機械織りで大量に製品をつくりたい。
そのための資金をクラウドファンディングで調達し、リターン製品をつくろうというのです。いわば先に注文と代金を集め、製品をつくるようなものです。

クラウドファンディングとはネット上で小額の出資者をつのるもので、目標額を達成できれば支援が受けられます。
そのためには、どれだけ沢山の方に知ってもらうかが勝負です。
となれば11月放映の『ガイアの夜明け』は千載一遇のチャンス。
タイミングを合わせて始めるぞ!
となりまして……、秋からはその準備に奔走しました。

リターン製品を考えて、友人のデザイナーさんや作家さんに試作を依頼。
リーダーがカメラマンの卵君を見つけてスカウト。
そのカメラマン君がモデルさんの卵を連れてきてくれて
製品のモデル撮影をしました。 
 
リーダーとわたしは、仕事が終わってからファミレスやファーストフード店で延々会議をして、リターンの価格を決めたり、写真を選んだり。
 
クラウドファンディングの本文で主旨を伝え、支援をお願いする原稿はわたしが考えて書き
元グラフィックデザイナーのリーダーが図や写真を制作。
一方、いくちゃんは長期にわたる撮影対応と
ホテルのギャラリーに納めさせていただくことになった製品づくりに奔走。

そんなこんなしているうちに
絣に魅力を感じてくれた20代の女の子や
何か手伝いたい!という仲間が増えてきて
グラフィックデザインをしてくれたり、広報を手伝ってくれたり、ファッション写真を撮ってくれたりするようになりまして……
年末になってみると
「いとへんuniverse」メンバーは7名に増えておりました。

そして、多くの方にご支援をいただいて
クラウドファンディングは目標金額を10日ほどで達成
そのまま期日を延長し172%達成で終了しました。

10日後に達成できた段階で工房の物件を探して契約し
年末の12月27日には手機4台を搬入しました。
年明けからは、工房をベースにリターン製品づくりが本格的に始まります。

そしてわたしも工房をシェアさせてもらい
みんなが染めたり織ったりするかたわらで
原稿書きをすることになりました。

フリーランスになって14年
ついに事務所を持つことになりました。
 
実は春先にみんなで「工房借りてシェアしたいねー」
なんて妄想話をしてたのですが
実行力の固まりのようなリーダーと
絣の女神様に守れているいくちゃんのおかげで
ほんとに実現してしまいました……ビックリです。

でも、これはスタートに過ぎません。
むしろ、支援してくださった方のことを思うと
しっかり活動をしていかねば、と
責任の重さに胸が苦しくなるくらいです。

そして、今年はいよいよ、自分のことをちゃんとやらねば
と思っています。
ここ2年実現できていない自分の目標を
しっかり果たしてカタをつけたい。

クラウドファンディングの正確上
FBで細かに発信しなければならないのもあって
一生懸命発信しているうちに
皆さんに「充実している」
と言ってもらえるようになりました。
確かに「いとへんuniverse」の活動を外から見れば 
そう見えるかも知れません。

でもわたしの中には焦りしかないのです。
みんなとのことは上手くいったけれど
元々やろうとしていたこと
自分がやるべきことは何もできていません。

焦りで胸が焼けて苦しくて
情けなくて涙が出ます。
この焦燥感からつまらない発言をして
ライター友達から叱られてしまいました。

とっととやらないわたしが悪いのです。
ホントに頭を掻きむしりたいくらい焦っているのに
目の前の仕事の原稿さえ書けてないという……
なんなんだ、いったい。
こんなに駄目なヤツだったろうか、わたしは。

月に向かって吠えたいよ。
できることなら生まれ変わりたい。

頑張ります。
そのためにはまず、大学案内を終わらせねばーーー。
頑張ります。
 

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